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アプリ意味定義ガイド

kintoneアプリやフィールドの業務上の意味をフラクソンに登録し、生成AIが文脈を取り違えにくくするためのガイドです。

対象アプリ 顧客管理 案件管理 フィールド一覧 customer_name / rank / internal_note 定義済み・未定義を確認 意味を編集 説明・別名 値の意味・使い方
管理画面では、対象アプリを選び、フィールドごとの意味を確認しながら登録します。

最終更新: 2026-08-16

アプリ意味定義とは

アプリ意味定義は、kintoneのアプリやフィールドに、業務上の意味を補足するためのフラクソンの機能です。たとえば「顧客ランク」は営業上の重要度を表す、「A」は重点対応顧客を表す、といった説明を登録できます。

生成AIは、フィールドコードやラベルだけでは業務上の意図を判断しにくいことがあります。意味定義を登録しておくと、生成AIがアプリ構成を確認するときに、業務用語、別名、値の意味、使い方の注意をあわせて読めるようになります。

意味定義は、生成AIの理解を助ける説明です。kintone権限やフラクソンのフィールド制御を広げるものではありません。

管理画面でできること

対象アプリを追加意味定義を管理したいkintoneアプリを選びます。
アプリ説明を登録アプリの業務目的、主な利用者、似たアプリとの違いを書きます。
フィールドの意味を登録項目が業務上何を表すかをフィールドコード単位で説明します。
別名を登録利用者が生成AIに言いそうな略称、呼び方、言い換えを登録します。
値の意味を登録選択肢やステータスの意味を残します。
利用時の注意を登録集計軸に向くか、自由記述として扱うか、通常除外する値があるかを残します。

登録する内容

項目内容
アプリ説明アプリ全体の業務上の目的。営業案件の進捗、金額、担当者を管理するアプリ。
フィールド説明そのフィールドが何を表すか。顧客ランクは営業上の重要度を表す分類。
別名利用者が使いそうな言い換え。重要度、優先度、顧客ランク。
値の意味選択肢やステータスの解釈。A: 重点対応顧客、B: 通常対応顧客。
利用時の注意検索、集計、書き込み時の注意。自由記述のメモ欄は集計軸ではなく内容確認に使う。

MCPツールでできること

契約プランと権限が対応している場合、フラクソン管理者だけでなく、意味定義の担当権限を付与された利用者も、生成AI経由でアプリ意味定義を確認・登録・削除できます。MCPツールで操作する場合も、対象アプリとフィールドコードを確認してから進めます。

意味定義のMCPツールは、機能ティアB / CとFreeで利用できます。利用者には、対象アプリの設定を参照できるkintone権限と、操作に対応するRemote MCPスコープが必要です。
ツール用途使う場面
get_app_semantic_definition保存済みの意味定義を取得します。既存定義を確認してから編集したいとき。
upsert_app_semantic_definitionアプリ説明とフィールド意味定義を保存します。保存前検証にも使います。意味定義案を作成し、検証してから保存したいとき。
delete_app_semantic_definitionアプリ全体、または指定フィールドの意味定義を削除します。古い説明や不要なフィールド定義を整理したいとき。
describe_appアプリ構成と保存済みの意味定義を確認します。生成AIにフィールドの業務上の意味を読ませたいとき。

必要なRemote MCPスコープ

操作必要なスコープ
参照app.metadata.readapp.semantic.read
追加・編集app.metadata.readapp.semantic.write
削除app.metadata.readapp.semantic.delete
未指定フィールドを削除する置換追加・編集と削除の両方

管理者が利用者の許可スコープを追加しても、既存のRemote MCP接続へ権限は自動追加されません。生成AIサービス側でフラクソン接続を再OAuthしてください。権限を狭めた場合は、既存接続にも制限が反映されます。

MCPツールで登録するときの流れ

  1. 対象アプリを確認します。アプリ名で依頼した場合は、生成AIが対象アプリを特定します。
  2. アプリ構成を確認します。フィールドコード、フィールド種別、選択肢を確認します。
  3. 既存の意味定義があれば取得します。
  4. アプリ説明、フィールド説明、別名、値の意味、利用時の注意を下書きします。
  5. まず保存前検証だけを実行します。
  6. 管理者が内容を確認し、問題なければ保存します。

プロンプト例

意味定義案を作る

案件管理アプリの意味定義を作りたいです。
まず対象アプリとフィールド構成を確認し、営業部の利用者が分かりやすい説明案を作ってください。
まだ保存せず、保存前検証までにしてください。

既存定義を見直す

顧客管理アプリの既存のアプリ意味定義を確認してください。
意味が古そうなフィールド、別名が不足していそうなフィールドを表で提案してください。

保存前に確認する

提示された意味定義案について、対象アプリ、登録するフィールドコード、説明、別名、値の意味を表にしてください。
私が「保存して」と返すまで保存しないでください。

フィールドだけ削除する

案件管理アプリの old_status フィールドの意味定義だけ削除したいです。
削除対象を確認し、アプリやkintoneフィールド自体は削除しないことを説明してから実行してください。

よい意味定義の書き方

観点よい例避けたい例
短く具体的に書く受注予定日は、営業担当が見込む契約成立予定日。日付。
利用者の言葉を入れる別名: 見込み日、クローズ予定日、契約予定日。別名なし。
値の意味を書く失注: 商談終了。売上見込み集計からは除外する。失注: 失注。
権限や制御と混ぜないこのフィールドは自由記述の補足として使う。このフィールドは全員に見せる。

安全上の注意

  • 意味定義の登録、編集、削除は、管理者または意味定義の担当権限を付与された利用者だけが行います。
  • 意味定義はアクセス権を広げません。非表示フィールドやマスク対象フィールドは、意味定義があっても生成AIへ返りません。
  • フィールドはラベルではなくフィールドコードで指定します。サブテーブル内のフィールドは tableCode.childFieldCode の形で指定します。
  • 意味定義を作るためだけに大量のレコード本文を生成AIへ読ませる必要はありません。分からない業務用語は、管理者や業務担当者が説明します。
  • 削除ツールで消えるのはフラクソン上の意味定義です。kintoneのアプリやフィールドは削除されません。