制限値・上限まとめ(プラン/MCP呼び出し/ツール内部)
最終更新: 2026-08-16
このページは、gusuku Fluxon の各種上限を横断的にまとめたものです。「どのプランで何人まで使えるか」「MCP呼び出しはどこまでで、どう数えるか」「分析ツールは何件まで処理できるか」を確認できます。
記載の上限は現行のプラン仕様に基づくもので、変更されることがあります。実際に適用される値は、契約中のプラン・ティアや管理者設定によって異なります。正確な適用値は フラクソン管理画面のプラン情報、または契約内容でご確認ください。料金(金額)は本ページでは扱いません。
大前提:課金は「テナント単位の定額」
フラクソンの契約は kintone サブドメイン(テナント)単位の定額で、従量(超過)課金はありません。MCP呼び出しの上限は、生成AIクライアントがループで大量リクエストを出したときにサービス全体を安定して提供するための仕組み(レート制限・スロットリング)です。上限に達しても追加請求は発生せず、翌暦月にリセットされます。
1. プランと最大ユーザー数
| プラン(帯) | 最大ユーザー数(seat) |
|---|---|
| Free(お試し・期間の定めなし) | 3 |
| Micro | 〜20 |
| Small | 〜50 |
| Mid-S | 〜100 |
| Mid-M | 〜250 |
| Mid-L | 〜500 |
| Large | 501〜(人数・呼び出し量に応じて個別) |
機能ティア(A / B / C)の違い
| 項目 | A:読取+最小統制 | B:標準運用 | C:フルガバナンス |
|---|---|---|---|
| MCP:レコード読み取り | ✓ | ✓ | ✓ |
| MCP:レコード追加・編集・削除 | ✗ | ✓ | ✓ |
| MCP:コメント操作 | ✗ | ✓ | ✓ |
| MCP:アプリ作成・変更 | ✗ | ✓ | ✓ |
| MCP:アプリ意味定義の参照・編集 | ✗ | ✓ | ✓ |
| MCP:ファイル操作 | ✗ | ✓ | ✓ |
| MCP:分析・集計(aggregate / pivot / join 等) | ✗ | ✗ | ✓ |
| 統制:アプリ利用制限 | ✗ | 利用拒否のみ | フル |
| 統制:フィールド制御(マスキング等) | ✗ | ✗ | ✓ |
| 監査ログ保持期間 | 3日 | 30日 | 180日 |
Free は「お試し」用途のため、機能は C 相当(全MCP+フル統制+監査180日)を開放しつつ、ユーザー数と呼び出し回数を強く絞っています(下表・後述)。
2. 月間 MCP 呼び出し上限
月間上限は 「1人あたり上限 × 帯の上限人数」をテナント単位でプールしたものです(個々のユーザーでは締めません)。暦月でリセットされます。1人あたり上限は A=6,000 / B=10,000 / C=15,000 回・月です(通常運用の目安は1人1日あたり100〜300回程度で、通常は到達しない水準)。
| 帯(上限人数) | A 上限/月 | B 上限/月 | C 上限/月 |
|---|---|---|---|
| Micro(20) | 120,000 | 200,000 | 300,000 |
| Small(50) | 300,000 | 500,000 | 750,000 |
| Mid-S(100) | 600,000 | 1,000,000 | 1,500,000 |
| Mid-M(250) | 1,500,000 | 2,500,000 | 3,750,000 |
| Mid-L(500) | 3,000,000 | 5,000,000 | 7,500,000 |
| Large(1,000起点) | 6,000,000 | 10,000,000 | 15,000,000 |
| Free | 機能はC相当・月間 500 回(3 seat) | ||
3. MCP 呼び出し回数の数え方
1回の生成AI依頼の中で複数のツールが呼ばれることは普通にあり、ツール呼び出し1回ごとに数えます(1呼び出し=1、機能による重み付けは行いません)。ポイントは「kintone API に実際に到達したか」です。
| ケース | 数える? | 補足 |
|---|---|---|
| 1回の生成AI依頼で複数ツールが呼ばれた | 各ツールを個別にカウント | 1呼び出し=1。重み付けなし |
| kintoneに到達して成功した呼び出し | 数える | — |
| kintoneがエラーを返した | 数える | kintone APIに到達しているため |
| 入力検証エラー/認証・認可拒否/ティア外の操作 | 数えない | kintone到達前に停止 |
| バースト制限による429拒否 | 数えない | 成功したリトライがkintoneに到達すれば、その1回を数える |
| フラクソンのポリシーで拒否 | 数えない | kintone到達前に停止 |
| 大量取得・カーソル継続(ページング) | 非同期ジョブとして数える | 下記のとおり start_analysis_job + get_analysis_job で加算 |
| 分析・集計(aggregate 等)や大量検索 | start_analysis_job=1、get_analysis_job=ポーリング毎に1 | 検証(validate_tool_input)は0。ワーカー内部の実kintoneアクセス量では重み付けしない |
4. バーストレート制限(常時)
月間上限とは別に、瞬間的な大量リクエストを抑えるための秒間レート制限がテナント単位で常時かかります。超過したリクエストは即時拒否ではなく 429 / Retry-After を返し、クライアント側のリトライでならされます(トークンバケット方式)。
| 帯 | 定常レート(目安) | バースト許容 |
|---|---|---|
| Micro / Small | 5 req/s | 20 req |
| Mid-S / Mid-M | 15 req/s | 60 req |
| Mid-L | 30 req/s | 120 req |
| Large | 50 req/s〜(個別) | 200 req〜 |
| Free | 2 req/s | 4 req |
5. 月間上限に達したときの挙動
- 80% 到達:管理者へメール通知。利用は通常どおり継続。
- 100% 到達:停止せずスロットルモードへ移行。テナント全体を低レートに制限し、読み取り系を優先的に通します。書き込み・分析・ファイル操作は
QUOTA_EXCEEDED(429)で拒否され、大量バッチや自動巡回を止めます。 - 解除:管理画面から上位帯・上位ティアへアップグレードすると、恒久的に上限が増えます。定額の範囲で、従量請求は発生しません。
- リセット:翌暦月の頭に自動リセット。
6. ツール内部の件数上限
プランの呼び出し上限とは別に、各ツールには「1回で扱えるレコード件数」の上限があります。生成AIが必要以上に大量のレコード本文を取得しないよう、集計・分析はサーバー側ツールで完結させる設計です。
| 対象 | 上限 | 補足 |
|---|---|---|
search_records の1回の limit | 1〜500 件 | 直接実行は「先頭ページの小口読み取り」向け。limit が50超、またはカーソル継続が必要な場合は非同期ジョブ(start_analysis_job)経由になる |
取得上限ポリシー maxRecordsPerQuery | 1〜100,000 件(または上限なし) | アプリ/テナント既定ポリシーの設定値。1回のHTTPではなく、カーソル継続を含む「同一論理検索全体」の最大返却件数。空欄(上限なし)でも、ツールの単発上限とkintone API側の制約は別途適用 |
分析系 maxRecordsScanned / maxGroupsScanned | システム上限 100,000 | 集計・ピボット・重複・データ品質などの走査対象上限。既定は「アプリポリシーの maxRecordsPerQuery」と「システム上限100,000」の小さい方。超過すると LIMIT_EXCEEDED で拒否 |
| 関連・クロスアプリ分析 | 主・関連ともに各 100,000 | maxPrimaryRecordsScanned / maxRelatedRecordsScanned をそれぞれ 1〜100,000 で指定(既定は各アプリポリシーとシステム上限の小さい方) |
| ファイル1件あたりサイズ(Free) | 5 MB | Free プラン専用の絞り込み。有料プランは通常上限 |
| kintone API 自体の制約 | 別途適用 | kintone のレコード取得件数(1回あたりの上限など)や仕様はkintone側の制約に従う |
validate_tool_input → start_analysis_job → get_analysis_job でポーリング)。走査件数がシステム上限100,000を超える規模のデータは、期間やフィルタで対象を絞ってから実行してください。件数を絞ることは、呼び出し回数・応答時間の両面でも有利です。
まとめ
- プランは ユーザー数帯 × 機能ティア(A/B/C)で決まり、Free は3人・機能C相当・月500回のお試し。
- 月間MCP上限は テナント単位のプール(暦月リセット)。従量課金はなく、上限は安定提供のためのレート制限・スロットリング。
- 呼び出しは kintoneに到達した分だけカウント。分析系は
start_analysis_jobとget_analysis_jobのポーリング回数で数える。 - ツール内部は search_records は1回500件、論理検索と分析走査は最大100,000件。大量データは絞り込みが基本。