Gemini CLI / Antigravity 接続詳細手順
最終更新: 2026-08-03
このページは、Google のローカル開発環境でフラクソン(kintone連携)を使うための詳細手順です。主な対象は、ターミナルで使う Gemini CLI、エディタ/IDEとして使う Antigravity、ターミナル版の Antigravity CLI です。
通常の Gemini Web チャット(gemini.google.com の一般的なチャット画面)は、このページの
mcp_config.json を読み込む仕組みではありません。Gemini Sparkでは、カスタム接続済みアプリとしてMCP URLを登録する別の手順があります。条件を満たす場合はGemini Spark 接続・設定手順を参照してください。Gemini CLI、Antigravity、Antigravity CLIでは、このページの設定ファイルを使います。
全体の流れ
ステップ0. 前提を確認する
{{tenant-slug}} に入る値を管理者から受け取っている。npx -v が実行できる。初回起動時に mcp-remote を取得します。ステップ1. 接続URLを決める
フラクソンのRemote MCP URLは、次の形式です。{{tenant-slug}} は自社テナントの値に置き換えます。波括弧 {{ }} は入力しません。
https://app-fluxon.gusuku.io/t/{{tenant-slug}}/mcp
例としてテナントスラッグが example の場合は、次のようになります。
https://app-fluxon.gusuku.io/t/example/mcp
ステップ2. mcp_config.json を作成・編集する
Antigravity と Antigravity CLI では、個人ごとのグローバル設定として ~/.gemini/config/mcp_config.json を使います。まず設定フォルダを作成します。
mkdir -p ~/.gemini/config
次に、~/.gemini/config/mcp_config.json をエディタで開き、次の内容を保存します。すでに mcpServers がある場合は、その中へ kintone-fluxon を追加してください。
{
"mcpServers": {
"kintone-fluxon": {
"command": "npx",
"args": [
"-y",
"mcp-remote",
"https://app-fluxon.gusuku.io/t/{{tenant-slug}}/mcp"
]
}
}
}
この設定は、ローカルの npx で mcp-remote を起動し、フラクソンのRemote MCP URLへ接続する方式です。Antigravityの公式ドキュメントには serverUrl を直接書くRemote接続方式もありますが、この手順では command と args による stdio 接続として設定します。
Gemini CLI の公式ドキュメントでは、ユーザー設定
~/.gemini/settings.json またはプロジェクト設定 .gemini/settings.json の mcpServers も案内されています。Gemini CLI だけで使っていて ~/.gemini/config/mcp_config.json が読み込まれない場合は、同じ mcpServers ブロックを ~/.gemini/settings.json に入れるか、Gemini CLI の MCP 追加コマンドを使ってください。
ステップ3. JSONを確認する
保存後、JSONの文法エラーがないか確認します。
python3 -m json.tool ~/.gemini/config/mcp_config.json
Windows PowerShell の場合は、ファイルの場所を $HOME\.gemini\config\mcp_config.json と読み替えてください。
ステップ4. Gemini CLI / Antigravity を再起動する
| 環境 | 再読み込み・確認方法 |
|---|---|
| Gemini CLI | Gemini CLIを起動し直し、/mcp または MCP一覧コマンドで kintone-fluxon が表示されるか確認します。 |
| Antigravity | Settings / Customizations の MCP 設定、または MCP Servers 画面で kintone-fluxon の状態を確認します。 |
| Antigravity CLI | プロンプト内で /mcp を開き、サーバー状態・ログ・再読み込みを確認します。 |
ステップ5. 初回認可を行う
最初にフラクソンのMCPツールを使おうとすると、ブラウザでフラクソンの認可画面が開く場合があります。認可画面では、次の点を確認してから許可してください。
- 接続先が自社のフラクソンURLであること。
- テナント名またはテナントスラッグが想定どおりであること。
- ログインしているフラクソンユーザーが自分であること。
- 要求されているスコープが、管理者から案内された利用範囲と合っていること。
身に覚えのないテナント、ユーザー、スコープが表示された場合は許可せず、フラクソン管理者に確認してください。
ステップ6. 読み取りテストを行う
接続後、まずは読み取り系の依頼で確認します。
フラクソンで利用できるkintoneアプリの一覧を確認してください。
顧客管理アプリの主要フィールドを確認してください。
案件管理アプリで、ステータス別の件数を集計してください。
フラクソンに保存されている自分のkintoneユーザーIDを確認してください。
ツール実行の確認が表示された場合は、ツール名、対象アプリ、操作内容を確認してから許可します。初回から書き込み・削除を試すのではなく、まず読み取りで接続と権限範囲を確認してください。
接続できないとき
| 症状 | 確認すること |
|---|---|
kintone-fluxon が表示されない | 設定ファイルの場所、JSON文法、アプリの再起動、Gemini CLIでは settings.json 側の設定要否を確認します。 |
npx や mcp-remote のエラーになる | Node.js / npm のインストール、社内プロキシ、パッケージ取得制限を確認します。 |
| 認可画面が開かない | ローカルブラウザが開ける環境か、ポップアップ制限やリモートSSH環境でないかを確認します。 |
| フラクソン認可で拒否される | フラクソンの利用許可、テナントスラッグ、ユーザー招待、kintone OAuth完了状態を確認します。 |
| アプリやレコードが見つからない | 本人のkintone権限、フラクソンのアプリ利用制限、アプリ名・別名の指定を確認します。 |
| Gemini Webチャットで使えない | 通常のGemini Webチャットはこの設定ファイルを読み込みません。Gemini SparkでのカスタムMCP接続は別の手順です。条件を満たす場合はGemini Spark 接続・設定手順を参照してください。 |
安全に使うための注意
mcp_config.jsonには、パスワード、OAuth token、kintone API tokenを直接書かないでください。- 最初から常時許可や自動承認を有効にせず、読み取り系の動作を確認してから必要範囲を広げてください。
- 書き込み、削除、ファイル添付などの操作は、対象アプリ・レコード・フィールドを確認してから許可してください。
- 退職、異動、端末紛失があった場合は、フラクソン側のユーザー権限とRemote MCP接続を見直してください。